詩『あの人の背中に海』



 

  『あの人の背中に海』


ぐるぐる

時計回りでグルグル

心臓のところで

揺れて上昇して

ゆっくり回る


左右上下

動いているものは何

これが魂なのかな

これは魂なのかな


水のようなものは

計測できない

嘘もできない


あの人の背中に海

波の音が聞こえる

渦 ではなくて

ぐるぐる回る


未来も過去もあるもんか

計算もできなくて

今ここでドキドキと

何が起きてるのか

わからない


言葉は超えた

イメージもなく

理屈も超えてしまった


あの人の背中に海

さざなみを聞く

力が湧いてくる

これは何だ

今起きているのは何だ


ただわかるのは

あの人の背中に海


支えて行く

進んでいく

止まって

進んでいく


流れている

水になって

流れている



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