詩  『カノン』






『カノン』


言葉は爆発だ
あの人たちはピアノの南側に立って
曲を撫でている

音楽は心だ
雲みたいにふわふわ として
形がない
科学は常に前に向かっている
科学は後退しない
化学も常に前に前に進んでいる

だったらごらんよ
ここに音楽があるじゃないか
ここに心があるじゃないか
声も 音楽だ
素敵な声もそうじゃない声も
これも 音楽だ
だったら言葉はどうする
言葉はここにある

カノン
神が作った曲
あの人の人生や
あっちの人の人生も
戦争も自然も死も
人々の生きている笑顔や 怒った顔も
困った表情もまた
音楽だ

人間だけじゃない
犬や鳥もそうだし
声がある人らも
声がない人らも
ただ聞こえないだけで
みんな声を撫でている
音楽を撫でている

愛おしい 音楽
音楽は心みたいだ
ふわふわして
消えた また出す
カノン
神様が作った曲
耳で聞いて
少なくとも 地球上の動きが
今ここにあるのだ

時間は美しい
音楽は心だ  心みたいだ
出会うのは
すべての人々の中に
音楽が生きている
死んでも音楽は生きている
観世音の意味を知ってる
音楽は心だ 本当だ


 

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