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詩  『パイセン!』

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『パイセン!』 最初の1行 次の2行だけで危なかった 触ってはいけないと思った だけどもう無理 パイセン、これはあかんて コレを書いちゃいかん このアルバムだけで 7時間食べず 飲まず 眠らず微動だにせず 7時間 ずっと喋ることになるのに 話したら収拾がつかないから この道が安全だ 混乱、興奮を避け 共鳴を避け ロマンの渦から外れる 現実生活を続ける 冷静に距離をとる 庭の柿の木を見る 危なかった 10月は神無月 月を見 風を見 テレビを見る人を観察する 声は一次情報だ 言葉も一次情報だ 二次情報で遊んでいれば 安全だ  

詩  『過去の人々よ』

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『過去の人々よ』 過去の日々 金曜日から今朝までの 日曜日 ずっと考えていた  思っていた 「振り返る」の意味がやっとわかった 過去の日々 あの人は来てくれたのだ はぁはぁ息を出して 走っていたと思う あの時から命を助けてくれた あの人は泣きそうだった 鮎川信夫の作品だと思うが 調べてみてもわからない ただ一節があったのだ  ……過ぎ去りし日々を嘆くでない   本当の意味がわかるのは   もっとずっと後だ……   やっとこの言葉がわかったのだ 去っていく人 残された人 その両方を実感して 今やっとわかった あの人のおかげで わたしは今ここに生きている 夜の道の中を あなたは一人で寂しくて 苦しくて辛くて悲しくて 1時間も2時間も たった一人で歩いていたのだ 自分自身の都合だけで生きるために その時間もわたしは充分使った わたしたちは時を経たのだ だからと言って 再びということはありえない この一点のためで お互いが一人で生きていったのだ 過去の人よ すまなかった 迷惑をかけた 心配かけた 悪かった あなたという人よ あなたのおかげだ 延長線の先にあるのは お地蔵様に挨拶した時と同じであり 神様仏様のおかげで 今わたしは生きている 過去の人々よ あなたたちのおかげで あなたを起点として 100人以上の名前も言える ここまでやっとできてきた あとはご恩送りだ 「振り返る」意味の中から 小さな光となって ここにいるのだ  

詩  『丹下は友達だ』

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『丹下は友達だ』 丹下は友達だ 長い友達だ 今日は 丹下の誕生日 おめでとう はっきり言って 助けてくれた それだけでもありがたい 丹下は励ましてくれた 背中を押してくれた はっきり言う人だ 丹下は楽しい音楽が大好きで 暗い歌も大好きだ あっちもこっちも行きたくて 無理をしないことも知っていて 300日がお祭りだ あとの65日はハレとケ(仕事)の ケなのだ ハレの時でもケがあって ケの時でもハレである 丹下は友達だ それでも 気落ちしてる時がある 伏見の交差点で会ったこともある 上前津の そんな あの桜の日に なぜあんなところで会うのだろう とお互い驚いた 僕たちは自由だった 仕事は仕事でやらなきゃいけないけど 本当は自由だった 今でもそうだ 若い時から寄付をしてる そのことは何も言わなかった いわゆる陰徳だ 僕たちだって いつ どうなるかもわかんない 65歳はこれから大変 これまでも大変だったけど なんとかなったと思う これからも なんとかなると思う だけど何が起きるかわからない だから 丹下の陰徳を 明徳したいと思ったのだ 人間は 飄々としていても 実は隠している思いがいっぱいある 丹下は友達だ 「ぼちぼち やりましょう😄」 これが丹下の口癖だ 希望しすぎず 絶望しすぎず これが 丹下の知性だよ 丹下は友達だ 長い長い友達だ 「健康第一」 その通り 今日は丹下の誕生日 おめでとう、おめでとう、 おめでとう。  

詩 『あの人の背中』

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『あの人の背中』 あの人の背中を見ていると ほかほかしてくる 200%の安心感 癒してくれる表情は 美しいというよりも あったかいのだ あの人の背中を見ていると 山の背景や海の青 川の音や野の仏 歌や声や動物たちは ここいらへんで遊んでいる 動いている あの人の背中を見ていると 雨が欲しい時は雨が降る 太陽が欲しい時は照ってくれる 不安や怖さがある社会だけど そんな時代だけど 一隅を照らす人たちの光は わたしたちの道灯り あの人の背中を見ていると 日陰を作ってくれる 日当たりを作ってくれる 木漏れ日の中で ゆっくり動く動物たち その声、道草 あの人の背中を見ていると 世界がもっと広くなる わたしたちは 高く高く飛び上がり 下へ下へと落ちていく 風みたいになって 方角もわからない あの人の背中を見ていると 300%の安心感 行くのか そうでもないのか それはそれで 人それぞれで 生きている 食べている  

詩  『理学療法士たち』

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『理学療法士たち』 あの人の手は指は ツボを押す 海の中を潜っている気分だ タコもいるイカもいる 海藻も揺れている 潮の匂いがする 海を感じる あの人の手は指は ツボを押す 波の中で 泳いでる魚みたいで この海に生まれてよかったな 手と指が ツボから海になる 海になったら 波に揺れるだけなのだ あの人の手は指は このツボを押す 脳は海と同じだと気がつくまで 時間は必要なかった 海はどうして塩辛いんだろう そうか 海の中に生まれたから 当たり前に塩辛いんだね 地球に生まれれば 当たり前に酸素がある 地上であの人の手は指は このツボを押す どう考えても揺れて揺れて 海に生まれてよかったな タコもいるイカもいる 小さな魚もいっぱい 海藻も揺れている 気持ちいい 海に生まれてよかったな

詩  『兄の誕生日』

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『兄の誕生日』 今日は兄の誕生日 69歳になった 天秤座で酉年でB型で 明るく楽しい兄のおかげで わたしを 明るいところに手を引いてくれた いいかげんでテキトーで 何もかにも楽天的で 決める時はバチッと決める わたしにできないことばっかりで たとえば悪夢を3本立てになっても 大丈夫大丈夫 って言って背中を押してくれる 荷物を叩いて潰しちゃう いつだったか 兄からのメールは 何度も読み返した 兄はこんなに文才があるとは 知らなかった 本気で伝えたい人って ちゃんと伝えてくれるんだな 現実的でハートがあって いつも報告事項だけど 長い文章でも短い文章でも 兄の文末には🌱とか 💕マーク とか 超軽い兄 実は本当に真面目で 真剣で怒る時もある なんだかんだと 暗い時もいっぱいあるし そういうのをずっと見ている 何も言わずに 一人で仕事をしている 調子が全然変わるし それでいいんじゃない⁉️ みたいな絵文字ばっかりの人生だ どれだけ助けられたか 怒ると本当に怖い その時は本当に優しくて 基本は現実で 早く対応してくれる そんな兄の誕生日 今日は69歳 送ることはないけれど 遠い場所で生活しているから きっと雨が降っても大丈夫 正しい対応をしてくれるから 父ゆずりの地頭の良さ  今日はそんな誕生日 おめでとう、ございます  

詩  『今日はちょっと疲れた』

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『今日はちょっと疲れた』 今日はちょっと疲れた 頑張りすぎちゃった けれど みんなが元気になったらそれでいい 疲れたら寝ればいいと思うんだ 起きたら玄米卵かけご飯で抜群だ 寝転んで 空見れば あー今日はいい空だな そのうち また眠くなって寝て また起きて ご飯食べて空見て また寝て起きてご飯食べて 「帰ったら何するの」 と言うので まあ 空見て眠くなったら寝て 起きたらご飯食べてまた空見て 人間には笑うことができる こんなに笑顔と 笑い声まで聞こえて でも今日は頑張っちゃって ちょっと疲れた けれど みんなが元気になったらそれでいい これ本当に思う みんなが元気になったら わたしも元気になる 生活に少しでも笑いが生まれて 硬いものも 柔らかくなって だらんだらんと こんな感じで行きたいな みんなが元気になったらそれでいい 自分が元気になったら なおさらいい  

詩  『種の人』

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『種の人』 種の人 この種はぶどうです この種は食べてはいけません 食べると体の中で ぶどうの芽が出てしまうから 種の人 この種はぶどうです この種を食べてはいけません ぶどうの芽から葉っぱが出て 頭のあたりから 腕のあたりから 知らないうちに葉っぱが出ちゃう 種の人 この種はぶどうです この種を食べてはいけません 芽が出てしまうと もっと水を飲みたい もっとご飯を食べたい もっと光がいっぱいあるところに行きたくなる 腕のあたりで葉っぱが出たら ちぎって食べればいい 簡単にビタミンが摂れる 種の人に 種の人だけに ぶどうの種を見せ バカ話をすると 思ったよりも笑ってくれて あーなんか今日も楽しいなと 他の人にも喋ったら 思ったよりも笑ってくれて 小道具も必要だな と思って笑った今日も美味しい 種の人に 乗って話す 「もしかしたら トマトときゅうりを生で食べちゃいけないよ。また芽が出ちゃうから」 なんてバカ話をやると いつも笑ってない人まで 笑ってくれた 今日も1日ありがとう  

詩  『中庸のお二人に伝える言葉』

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『中庸のお二人に伝える言葉』 お二人を見ていると しんなりとしていて 強くもなく 弱くもなく 長く道を歩いて行くのだろう お二人を見ていると お互い 物足りないのかもしれない けれど 長く道を歩く人たちだ 捧げるのは お二人が未来を作ること 激しくもなく 穏やかでもなく ゆっくり 少しずつ 未来を作っていくのだ お二人は 外を見ることもあるだろう けれど 必ず またお二人に戻ると思う あなたたちは ふるさとだ 自分たちのふるさとを作った人だ 困った人や寂しい人に あなたたちは最高の優しさがある だから お二人は 明日を作り 今日を作るのだ 辛くもなく 甘くもなく この加減で一番いい これも欲しい あれも欲しい けれど お二人は 確実に作っていく人たちだ 今日を作成する人たちなのだ 物足りないかもしれない けれどお二人は 強い芯を持っている 誰かのために 自分のために あなたたちは 大事な仕事を続けていくのだ 私はいつも見ている 自分の弱さを見つめ 自分の強さを見つめ 助け合って 好き嫌いよりも 今日を作っていく人たちだ 明日を作っていく人たちだ 未来を作っていく人たちなのだ しんなりとして お二人は 長い道を歩いていく 退屈かもしれない けれど 退屈こそが最高の光なのだ 「中庸」という言葉 あなたたちはそれができる 音楽が必要ならば お二人への大事な音楽を 奏でよう 楽士たちもここにいる 希望を持って しんなりと 弱くもなく強くもなく その道を 一緒に歩くことができると思います とりあえず 今日を生きてください とりあえず 今日を作ってください できれば ですけど 明日を 未来を あなたたちの手で体で心で 作成してください できると わたしは思います  

詩  『美味しい水』

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『美味しい水』 水をもらってもいいでしょうか はい 汗だくになって 口が乾いてしょうがない 水をください はい 頂いたのは 水の中に氷が入っていた 氷だ 一気に飲みました こんなに美味しい水は初めてだ 普通の水道なのに こんなに美味しい 欲しい時にそれをいただくのは幸福だ しかも 氷が入っている 体の贅沢だ 思いやりだ 思ったよりもっと深くまで 柔らかい手の先で 優しく撫でてくれる 心ばっかりでどうしようもない たくさんの笑顔と笑顔が衝突して たくさんの笑顔と行いと交差して 心だらけでどうしようもない 心が欲しいならば 心を差し上げる そうすれば心がもらえる これが神様の法則だ 心と心と心があれば 生物は生きていける はっきり言って 心ばかりで 心だらけでどうしようもない  

詩  『心の記録』

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『心の記録』 思いもなく パッと見た情景 不器用な 寡黙なあの人が まさかの あの人が 助けようとしていた あの人の目は無敵だったが 人を助けようとしていた 助けていた 慈悲が生まれた場合 光るのだ 人を助けよう助けたい助ける その状況を見た時 びっくりした 人の本性は 通常の姿には見えない 優しい行為は 光るのだった 一瞬光ったのだ それを見たこの目は ありがたいと思った 不器用な人は何も言わない ただ 助けたい 助けよう 助けた 本人にもわからないことだ わたしの目は 確実に記録した 優しさは光になって 確実に届いた 人の心よ 曇り空の下よ きれいな たまらん心よ  

詩  『きれいな人』

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『きれいな人』 驚いた こんなにきれいな人って 本当にいるんだな 詳しくは知らないけれど 心が晴れてるような 曇っているような 雨もそうだし 怒りもそうだし それでもわかる こんなにきれいな人って 本当にいるんだな 美化してるわけじゃない 本当にいるんだ こんな人の目から 涙が流れて この人の皺や 闘う目の人 それであっても 恐ろしいほど人に優しい この人はしゃがんで お墓に向かって 手を合わせる 目をつぶって この人がこのずっと先 亡くなったとしても この人の生きる光だけは 私たちの胸に射るだろう この人 闘い努力して 腹が減ったとしても 学んで学んで 夢に向かって走っている こんなきれいな人って 驚いた こんな人って 本当にいるんだな この人に伝えることはないだろう ただ心の中に この人の笑顔が宿るのだった 生きるっていうのは こういう人のことなんだな  

詩  『生まれてよかった』

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『生まれてよかった』    書いてはいけないことがある 話してはいけないことがある 心にしまっている 記憶に入れている 書いてしまうと 話していますと こわれちゃう 汚くなっちゃう 言いたいけど 書きたいけど ジブンの大事な美宝なんだよ 見せない秘密 あふれる愛情とは 思いが強いと 言葉にできない 書いてはいけないことがある 話してはいけないことがある 尽きない愛情に 胸で手を合わせる 生まれてよかった ここに生まれてよかった