詩 『鶏みたいに卵を産む』
『鶏みたいに卵を産む』 言霊が来たら 打ち返すしかない 言霊がまた来たら また返すしかない バッティングセンターだから 玉がくれば 打ち返すだけ ファールでもヒットでもホームランでも空振りでもしょうがない 玉がくれば 打つしかない 小説家は体力が一番大事 体力があればどれだけでも打てる これは本当だ 雨が降るみたいに 雨宿りに行くしかない 玉がくれば 打つしかない はぁはぁと息をしながら 言葉を書いているのだ 鶏みたいに ポコポコ詩を書いてしまう 困ったな しょうがないあーしんどい こういう言葉の体になってしまうと 書くしかない 分かってもらえるだろうか もらえるんだろうな しょうがないな しょうがない いやでも何でもよくも悪くも どこにもない 言霊が来れば 物書きは書き写すしかない 結構 疲れる けれどしょうがないな しょうがない 物書きはこんな感じだ本当だよ 鶏みたいだ 餌を食べて 寝て糞して 栄養たっぷりの卵になったら一番いいな 知らんけど