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詩  『こだま』

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『こだま』 あの人から たくさん もらっている あの人の姿から ずっと後から響いてくる   こだまみたいで あの人の姿から出る空気は ずっと後から響いてくる いつも こだまになって わたしに響いてくる あの人から たくさん もらっている  

詩  『大先輩』

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『大先輩』 老いは正しい 皺は正しい あっちこっち痛いも 正しい 言葉が少なくも正しい けれど よく考えてみれば わたしよりたくさんの 経験を重ねている たくさんの心と体の動きを 体験している ただ表現しにくいだけのこと わたしたちより本物の 大先輩だ 高齢者は人を社会を批判しない もう生きるエネルギーがないから 当たり前 みんな黙って見ている 子供目線だ わずかに肯定する わずかな笑顔と太いやさしさと あんなきれいな笑顔は 生きている芸術そのもの 彼らの絵をみれば見事に 〈きれい〉がそこにある 人を批判するのは ジブンを批判することだ 人を褒めないのは ジブンを褒めないことだ たくさんの大先輩たち 「もっと恋をしないと〜」 と言ったような言わないような 花みたいに恋したら さらにきれいになるから わたしも 大先輩を追います追い越します  

詩   『ご飯食べよ』

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『ご飯食べよ』 あの人は深く傷ついていた 表情を見ていた あの人はたずねる 眼鏡の中でわたしに聞いた わたしは うなずいて 小さく笑った あの人の動く口を見ていた 長い話だった わたしは答えた 内容はあまり解らないけど 「500倍大丈夫です」 何度も答え わたし 強く微笑んだ 椅子を近くに移動した 「500倍大丈夫ですよ~」を5回連続 その人は安心して 笑顔になった わたしも笑顔になった その人の目に涙みたいなものが 出そうなのか出ないのか 「ご飯食べよ」 わたし達は ご飯を食べた ひとときの一瞬のヒトダスケ これで良いと思う これで良いのだ 人のためジブンのため ご飯食べよ  

詩  『六根清浄』

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『六根清浄』    構えたら跳ね返られるよ そう言ったのは本宮の宮司さんだった 風は通っていく たくさんの風は 人々の祭りになって 風の祭りになる 行事は 秘密の風は 消えていった 双肩のつぶやき 天地 土地と龍は舞う いつも空はあって 風は通っていく 川はみんなのものだった 彼らはいつでも 山の上まですぐに行ける 私たちはそう簡単にはいけない 川は彼らのことだった 大きな蔵に触る すると王が現れて それは秘儀ですと申し上げた 草むらに蛇が逃げていく 触ってはいけない 言葉の力を使ってはいけない 聖なる神仏のおかげで 金封の印を与えてくれたのだった 構えたら跳ね返られる 六根清浄 青き権の恐ろしいほどのエネルギー 六根清浄 構えたら跳ね返られる 脱力 子供のように無邪気 六根清浄 清々しく川の音を 今聞いている 脳裏にあるのは この風だ  

詩  『ボヤ詩』

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『ボヤ詩』 朝から5時間詩を作ってた 書き直し 書き直し それでも結局うまくできない 5時間 飯食いながらも コーヒー飲みながらも 削除して加筆して また 書き直して やってられん 20分で できるんだって普通に 今日は5時間書いたわ なんだかんだ変なものになった だからといってもしょうがない 「書けない」回路を作っちゃいけないので バラン バランも良いと思うの これは自分だけの ボヤ詩 こういうのを書かないと あかん時もあるんだよ 5時間書いて脳内で電気信号があまりにも飛びすぎて疲れた 「頭を抱える」は❌️ 「脳を抱える」が⭕️ とにかく 2時間寝て 洗濯して新聞読んで 玄米炊いて ボヤ詩を書くのも必要だ 今夜はカレーだな

詩 『たこ焼き』

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『たこ焼き』 昼寝でな 目が覚めると 強烈な寂しさがあるんだなぁ 子供がよ 目が覚めると ギャーギャー泣くんだな あれねぇ 腹が減ったという話じゃねえんだよ すごく寂しくなるんだなぁ 魂はよぉ 何十回も生きて死んでよぉ すごーく昔の時のことを思い出して あーあのたこ焼きが食いてぇ、 って寂しくなるんだなぁ すげー寂しさがあってさぁ でもよ 5分ぐらいすると 寂しさなんかどこにもねえんだよなぁ まぁとりあえず たこ焼きでも食っとくかぁ? 魂も腹も覚えてるんだねぇ 違うかあハハハ  

詩 『とことん忘れる人』

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『とことん忘れる人』 あなたは 迷いながら生きている そのうち忘れる あなたは 春みたいにぼんやり生きている 無邪気に笑い 厳しいことも言う あなたは いつもほんのりして すぐに忘れる あなたは まじめな顔だけど まんまる あったかい あなたは いっさい怒らない 胸の中は大鬼だ あなたは 「どうしようかな」 「そうだっけ?」 と言いながら 正しい領域に みんなを連れて行く あなたは人柄 小さく人を傷ついても ジブンは  わからない あなたは人望 だがしかし やっぱりあなたは とことん忘れる

詩  『草の時間』

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『草の時間』     太陽 草 風 雨 虫 夜 朝 花 仏様 神様 音 香り 暑さ 寒さ 空 山 笑顔 声 歩く 鹿 のうさぎ たぬき 道 草 木 水 光 土 石 家 青い空

詩 『行きたい』

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『行きたい』 行きたい 行きたいんだよ どうやっても行きたい とにかく行きたい 後悔したくない 行きたいよ 行きたいんだ どの道があるんだろうな 目的地に行きたい 千年の1回だよ 迷いと不安と欲望で 出発するだけなのに ダメ元でもいいから 俺行きたいんだって 行きたいな 行きたいよ 行きたい 行きたい 行きたいな 行きたい どうしてみんな行かないんだろう 俺が1000人いれば1000回行くと思う 人はそれぞれ はい そうです その通りです けれど私は行きたい はっきり言って行きたい 生きるっていう意味じゃないよ 行きたいだけだよ それだけなんだ 判ってるんだ いや判ってないかもしれん だからといっても 兎にも角にも 行きたい行きたい 俺行きたい  

詩  『思い』

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『思い』 言葉にしてはいけない、 〈思い〉がある 〈思い〉は 雲です 〈思い〉は 川です 深くて広いです 〈思い〉は 明暗です 朝も昼も夜も違います 〈思い〉は うずまきです 〈思い〉は、ほわほわ動いているから 言葉にしてはいけない、 〈思い〉がある あるとしたら 一瞬の思いだけ 「好きです」 それ以上でもそれ以下でもない 言えるのはこれだけです 〈好きなんです〉 思うより、もっともっと強く 体の声を聞けば、解ります  

詩  『あなたの風景』

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『あなたの風景』 出会う 別れる しみじみと 青い時間 緑の空間 あなたは 生まれてたくさんの 風景を見た 畑 階段 海の緑 潮の風 波が体に来て 波音が ヒトの声が あなたはこれからも たくさんの風景を見るのだろう 横にいる人に 小声で話すと やっぱりあなた達は 自然界のほんの少しに 戻っていく さようなら こんにちは お久しぶり 重ねた記憶に 私は静かに 文字を読む 出会う 別れる しみじみと 青い時間 緑の空間 こんにちは お久しぶりです またどっかでね  

詩 『だから、わたしは船に乗る』

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『だから、わたしは船に乗る』 南から北方に向かって 海を進んで行く 南方諸島から 休み休み 確実に進んで行く 山のありがたみ 海のありがたみ 風の 空のありがたみ 小さな船で だから、わたしは船に乗る もっと先まで 昼も夜も進んでいく 西の平野で 大河もあって 春夏秋冬 鼻が利く心 稲穂のたれた時 平野は美しきなり 稲のありがたみ 魂のありがたみ 仏様のありがたみで信仰です 小さな舟でよ 川を漕いでよ 海を漕いでよ 南東諸島から 北方の風に会って もしも言葉もなくてよ 道具を作って 海山川を越えて ありがたみを いっぱい いただく だから、わたしは船に乗る 移動は美しい もっと進めもっと先まで進んでいけ 可能性は600倍 前で前へと移動するのみ だから、わたしは船に乗る だから、わたしは船に乗る みんな 行くぞ 一緒に行くぞ ※『だから、わたしは船に乗る』は 河西美穂氏のタイトルをお借りしました。 ありがとうございます。  

詩 『これをしたい』

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『これをしたい』 歩きたい 体が欲しがっている 歩きたいもっと歩きたい しかし今日は風が強い こんなに元気なのに 外に出て歩けないんだよね 終日 名古屋 風速7m ってどういうコト 今日土曜日 行くよって話だった 100円ローソンも行きたかった 欲望だ 欲しいんだ しょうがない という歌がある 今日はあかんな なんで風が強いんだ 羽虫やちょうちょの気持ちがわかる 飛べない日は葉裏で待っている 風が止んだらどこでも飛んで行く 外に行きたい 飛ばされるから風に飛ばされるから 判ってます だけど 体が叫んでる お日様の下を歩きたい 以上  

詩  『びっこのお地蔵さん』

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『びっこのお地蔵さん』 みんなが 幸せになったらいいのにな って思います みんなが 元気になったらいいのにな って思います 自分のことは 何とかやれば大丈夫です やればやるだけ 良くなると知っています  誰かに頼る勇気と優しさも おぼえました この1ヶ月間 私は誰かが元気になればいいのに と考え行動しました あとは流れです 〈無常〉って言うらしいです 誰かの体の痛み苦しみに 代われないのです こないだ カワバタさんと 成田山万福寺に遊びに行きました 帰りは 矢場町から栄まで 歩きました カワバタさんがいなければ 一人で歩くことはできませんでした 「1年前より歩くの、速くなったね」 「そうかな? こんなふうに、土曜日の若い人いっぱいの繁華街で歩くなんて夢でもなかった。夢みたいだよ」 後日 カワバタさんいわく 「小久保さんはあの時思ったんだ、お地蔵様だと思ったんだよ」 そんなふうに電話で知った いけない言葉を言えば びっこのお地蔵さんになるのかな 左足と左手が悪いので びっこのお地蔵さんが歩く っていう 絵ですか やることはやりましたし 行きたいところに行ったし たくさんの恋をしたし もうこれでいいです まだずっと生きるのだったら 誰かのためにできればいいな って思います みんなが 幸せになったらいいのにな って思います みんなが 少しでも 元気になったらいいのにな って思います みんな一緒に行きましょう 探しましょう #六道地蔵 ※〈びっこ〉は差別語であり身体障害者への差別語でもあるのですけど、詩の言葉の余韻を大事にして、あえて使用させていただきました。ご了承ください。  

詩  『親父よ まぁ聞いてくれ‼️』

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『親父よ まぁ聞いてくれ‼️』    親父 待っとってな 行くぞ 横断歩道で思ってさ 砂田橋のバス停で どこかのお母さんが 親切に どのバスで行ったらいいか どのバスで帰ったらいいか 教えてくれた 誰かが言ってましたけど 人は仏様だ 一瞬 私はそう思った そのお母さんは本物の菩薩様だ アゲハチョウが近くに来ていた お母さんは気をつけてね ありがとうございました 舎利殿 日泰寺のお釈迦様のお骨があるところ 親父は共同住宅のとこに眠ってる 日泰寺はどんな宗派もオッケーのお寺 アジアの人がいっぱい 日本人も在日も一緒に眠ってる なくなったらみんな 仏 南無阿弥陀仏 親父 俺最近言葉を覚えたよ 南無阿弥陀仏や 手を合わせて南無阿弥陀仏や お坊さんが50年ぐらいは唱えてくれる 銭がないけん 一戸建ては建てへんで 共同住宅や それで十分  俺もここに来る 子供の時から 味鋺住宅から同じです 合祀やこれで十分 長い階段を登る時 考えてみた お釈迦様と阿弥陀仏様はマブダチだ って笑って独り言 花を置いて献花合掌やね 俺 親父と長く話したいなと思った 色々話した 親父 今日は 聞いてくれ あっちもこっちも色々話した 熊野は楽しかったな 名古屋の時もいや飲んだな 3年前は 上飯田リハビリテーション病院におってさ 葬式にも行けんくてごめんな 親父もやっぱり ニコニコしてる 私も知っとるけども まぁ聞いてくれ‼️ 暑くなってきて 日陰によって 親父と話していた 綺麗な青いトカゲが出てきて あー 仏様だ 親父かなって思った みんなが仏様に見えた時だってあるよ でも だいたい 忘れてくんだな まあこんなもんだ なぁ親父よ 暑くなってきたでまあ帰るでな そっちも元気でな じゃあ またな そうそう 俺さっき 親父に聞いたじゃない? お釈迦様と一緒にいるってのはどんな感じだ? 「最高だよ〜♥️」 親父があの笑顔でよ ニコニコして言いおった そうかそうか 俺も笑った 空が多くてな やっぱり俺もここに そのうち来るでな じゃあな元気だな また来るけん 暑いわ もう無理 #日泰寺舎利殿 https://bihadasabo.net/hp/2017/11/11/173/  

詩  『距離を取る』

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『距離を取る』 距離を取る これは知の言葉 距離を取る 知の人は言った もらった言葉は 種で硬くてね 自分の土地に 種を蒔いた 距離を取る この種言葉は 黙って地面の中に生きている 距離を取る 種言葉は ある時 発芽した 硬い種から芽が出てく 距離を取る 不思議な言葉は エナジーバンパイアとの戦いだ 距離を取る エナジーバンパイアは この言葉が苦手 知の人は わたしに教えたのです わたし自身が エナジーバンパイアにも なってはいけない 距離を取る この種言葉は 木になって 木漏れ日になって わたし快適 距離を取る 知の人は さわらない 距離を取る 仏様の 美しい言葉 やさしさを 食い殺すエナジーバンパイアに 気をつけて 距離を取る  天使の言葉を 常に唱え わたしたちも 素敵な人生が続きますように  

詩  『大好き』

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  『大好き』 言葉を書く スッキリする 混乱を整理できる 激しさが静かになる 停滞が流動になる 穢いものが澄んでくる 言葉を書く 見る角度が変わる 一元が多元になる 複雑が簡単になる 血流が良くなる 言葉を書く 主観的から客観的になる 固定から無常になる すべて冷静になる ナルシシズムから ロマンティシズムになる 「みんなが本当のことを言えば 世界は凍りつく」と書いたのは 思想家 吉本隆明 うまく言える人 ねぇ もう一度恋したいな それも素敵 海が必要だな そうね 今から行こうか うん行こ 5月の海だ 光と波と潮の香り ねぇ 何 好きかも 魚みたい 会えて良かった 潮風の痛さだよ たまらんな ばかみたい アナタのためだよ ジブンのためよ 共感に拍手喝采 歌も良いね 大好き 大嫌い

詩  『あきらめ思想』

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『あきらめ思想』 あきらめた わたし あきらめた 脱力 力が出ない きっと 血圧も下がっているに違いない わたし あきらめた もういい たくさんだ もう無理 ここは静かです わたし 生きている 世界が広くなった あきらめ思想 3回目のあきらめで やっと辿り着いた あきらめ思想 今 実感中 最高だ  

詩 『父の墓参りを夢見る詩』

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『父への墓参りを夢見る詩』 オヤジ さみしいよ               空に青い色を塗る        空に青い色を塗る        空に青い色を塗る 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 ありがとう、ありがとう  

詩  『庭』

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『庭』 私たちは 庭を眺めている 気温の変化は 目で見る 玉ねぎ 名を知らぬ草 つがいの小鳥が来て 何かを食べてる スズメかな 違うと思うなあ メジロかな 目が白くないしね つがいの小鳥が来て ぴょんぴょん動いて 何か食べてる 私たちは 4つの地獄を通ってきたから もうこれでいいだろう と何も言わず 地獄土産話はほとんどなくて 表情は仏が宿っている なんだろうなぁ スズメじゃないしな 私たちは 庭に舞い降る小鳥の様子を見て あなたは空が青いことも気づかず 小鳥たちは サっと飛んでいった 相変わらず 飽きることもなく 私たちは庭を見ている 黙って