詩 『春だったかな』
『春だったかな』 春だったかな あの人はいつも静かで 穏やかな表情 目 笑う時はOpen 仕事は強い集中力 目が合うと 笑顔と笑顔がぶつかって お互いの仕事に戻る 春だったかな リノリウムの床に 私は足を進めていた 歩く練習 何周も歩く練習 リノリウムに小さな点があった ゴミかな ゴミだ でも何だろう なんだろう 何周も歩いて なんだろうと目を近づくと わかった 小さな小さな生物だった これはいかん 潰してしまう 踏んでしまう これはいかん と慌ててどうしよう 手で取って違うとこに帰らなければ 近くで見なければ あまりにも小さな生物だった 小さな祭り 小さな集まりの人たち 掃除機で吸おうとした人もいた 「あかん!」 どうしよう これはいかん どうしよう みんながいろんな方法で あっちもこっちも みんなが道具を使って 道具を探して 春だったかな あの静かな人は 自分の椅子から立って 小さな集まりにまっすぐやってきた あの人は迷いなく こちらに来た 目的至宝 冷静に 極めて冷静に 当たり前のように ティッシュで 小さな生物をつまんで 自動ドアで外に出た おそらく 蛇口が近いところで あの人は小さな生物を土に返して 自動ドアで帰ってきた Yasasii 私はそれを言った あの人は当たり前のように笑顔で 何事も言うこともなく 自分の仕事に戻った 春だったかな きれいなものを見た 目に見えない きれいなものを 私は見た 天は見ている それも私は見た 世の中 美しいものがある 今でもちょっと輝いている 至宝を見たことがある まだ輝いている