詩 『きれいなものを見たかった』
『きれいなものを見たかった』
あの人は知っている
知っていても言わない 見ない
世の中から美しいものは一つ
心だ笑顔だ目だ
黙々と仕事をし
あっちこっちと動き
お金のことも必要だが
転職こそが ここに見える
あの人は知っている
世の中が汚れた時
何も言わず 海の下から
覗くのはクジラの目だ
あの人は知っている
直感と感動と
人の心は読む人
ありがたいありがたい
朝の輝きの音は
背中であった
靴の向きだった
目をぶつける瞬間
きれいなものを見たかった
きれいなものを見たかった
だからここに来た
私たちはここに来た
私たちの家に帰ってくるのだ

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