『味噌煮込みカツ定食の太郎』
『味噌煮込みカツ定食の太郎』
Facebookが「その気持ち、シェアしよう」
って言うんで気持ちを書きます。
さっきですね、
わたくし、最近、肉を食べてないので「とんかつ定食を食べたい」と思って出かけたんです。
午後2時前の話でした。
いつものお店へ行こうと思ったけど、
もう閉まってた。
どうしようか、とんかつ定食が欲しいと思って、
そうだ、あそこのうどん屋、
いや、お蕎麦屋か……
有名なお蕎麦屋のチェーンですね
#サガミ です。
家族か『何かある時』は行くお店なんです。1人で行くのは初めてなんです。
今日もお盆明けになるので、
たまには一人で行ってみようと……
まず綺麗なお姉さんが出てきて、 優し『そうな』な人なので、ルッキズムですけど、そのように見えるだけで実は分かりません。
「とんかつ定食ってありますか」
「ハイ」
「あっ、ありがとうございます」
「ご注文はこれで(パット)でお願いします」
「はい」
今時パッドぐらいは使えます。
テーブルの表にある紙メニューを見ると、
なぜか牛肉とかうなぎのいろんなやつがあって。
違う。
右側にいっぱいメニューが5冊ぐらいあって、何をやったらいいのかな…… 一番分厚いメニューが必要だな、っていうのが『常識』です。
わたくしは社会性があります。
分厚いメニューをパラパラ見てみると(パラパラと言いますけど、一度も音として聞こえたことはございません)
とんかつ定食だけでもいいのかな?
うどんとかそばとか、なくてもいいんだけどご飯でいい。
これがわたくしの要求、及び、 欲望でございました。
わからん。
そこで、近くの綺麗な優し『そうな』お店の方に、
「とんかつ定食だけでいいですけど」
綺麗なお嬢さんが、
私を指定するメニューのとんかつ定食的なものを示すと、
「これですね!」
お嬢さんは「パットも使えないのかなぁ……」てなもんです。
わたくしは、うどんもそばもなくて、白いご飯と、とんかつ定食で良かったのです。
まあしかし、 ここはお蕎麦屋さんですから、ハイ、わたくしは常識人です。 社会性もある。
「それでしたら、これでよろしいでしょうか?」
お嬢さんは申し上げました。
わたくしは何者なのか?
有名人か偉い人なのか?
と思いながらも、もう一つ注文したのでございます。 自分知らず。
とんかつ定食はできれば一番美味しいのは、味噌カツ定食です。
わたくしはお公家さんでしょうか。
ドロドロした気持ちで、
「味噌カツだったらいいんですけど……」
「かしこまりました!」
これでやっと 注文が終わりました。
お店から家族連れが出てきて、ご計算をやっております。
おじいさんおばあさん、息子さん、娘さん、そのお孫さん。
家族はいいですよね。
人間というものを見てると、
不思議なことがいっぱいありまして。
ご家族の人たちは、たくさん食べて美味しいものを食べて、
車に乗って帰って家に帰って何か話して、それで寝るんですね。
あんなに美味しいものを食べたのに、
「明日から仕事だな」
的なことを話しているのかな…… とちょっと思いました。
人間は食べて寝る。
これで結構だと思います。
問題はありません。わたくしは同意します。
今度はお客のどこかの娘さんが入ってきました。
その方はハイヒールを履いておりました。
「金色だ……」
ハイ、金色のハイヒールです。
これが今時のカラー なのかな? この夏のカラーなのかな? いやいや、これは先取りして秋のカラーなのかな……
とわたくしは思いませんでした。
派手な靴だな、と。
だからと言ってその娘さんに反対することはありません。娘さんが金色のハイヒールを履こうが赤いハイヒールを咥(くわ)えようが紫のハイヒールをポケットの中に入れて口笛を吹きながら裸足で歩く娘さんたち、または多数の老若男女も『自由』でございます。
わたくしは娘さんに同意します。
生まれて自由なのですから。
人を傷つけないように犯罪をするわけでもないのでこれで結構でございます。
そうそう、書いておりませんでした。
飲食店のテーブルの上にあるパッドですね。
あれは注文は必要です。
わたくしはあのディスプレイが嫌いなのでございます。
はっきり言ってテレビもあまり好きではないですし、なるべくピカピカするのが嫌いなのでございます。
刺激が強くてたまらんのです。
緑色の世界で静かな世界が好きなんです。
これはわたくしのテーブルなので、
隣のオトーさんがわたくしのパットで注文するということはありません。
わたくしは常識を必要だと思います。社会性ですからね。
わたくしはパットがなんだか微妙に動くので目が疲れる。
パットを逆にして裏側の黒になると落ち着きます。
若い人たちは当たり前かもしれませんけど、わたくしは若くはありません。いつ亡くなるかも分かりません。
おじいさんといってもいい。
というか、おじさんとおじいさんの間ぐらいですね。 ハイ、もうしばらくしたら65になりますから。
そんなこんなでサガミの景を見てますと、喜劇が強いなと思いました。
人間の動作や言語は不思議でしょうがない。
そこにアイドルの男の子みたいな店員さんが、とんかつ定食を持ってきてくれました。
「お待たせしました!」
男前は美しいですね。
まあ、男前というわけでもないのですけど、
中の上ぐらいですね。
ルッキズムは美しい。
テーブルに置いたものは、
とんかつ定食ではなかった。
鍋?
わたくしは抗議しました。
「わたしはとんかつ定食だったんですけど……」
「いえ、ご注文通りの味噌カツ定食でございます!」
若い男の子たちは美しい。
しかも、はっきりと申し上げました。
美しいほど正当な注文でございました。
「(そばじゃなくてもいい)」
と言うのは大人げない。
わたくしは一番大事な要求と欲望である『味噌かつ』は、
どこにあるのだ……?
と発言も社会性ではなく非社会性になってしまう。
黙って、
鍋の蓋を開けてみますとね、
わたくしはびっくりしました。
一瞬で火星まで行ったような気がします。
鍋の蓋を開けますと、
その中に煮込みうどん、のようなものが、中がうどんではなく、味噌カツだったのでございます。
わたくしは、地球にいるんでしょうか。 違うのでしょうか?
生きてるんでしょうか。 死んでるんでしょうか?
シンプルな味噌カツ定食で良かったのでございます。
蓋を開けて、
湯気の中で、
味噌カツのまわりの汁がグツグツと煮ているのでございます。(グツグツという音は聞いたことありません。耳を近づければ水蒸気の動きの音が聞こえるのでございます)
サガミは高級でございました。
わたくし……
「ありがとうございました」
とアイドルの男の子、イケメンの中の上ぐらいの店員さんに、申し上げました。
はっきり言ってわたくし、このままお店を出ようかなと思いました。
しかしそれは大人げない。
料金も発生するので、これはいけない 、クレームになってしまう。
一番大事なのは、社会性でございます。人に迷惑をかけないこと。
味噌カツ定食的なものをずっと見ておりました。これは比喩ではなく90秒ずっと、味噌カツ定食的な物を、見ておりました。
「これは何だろう……」
発音にしておりません。
心の中で本気で思っていました。
お盆の中の食べ物を1つずつ調べてみると、
煮た味噌カツ。
その下にうどんがある。
(後から、それはうどんではなく、 何か違う玉ねぎか、 わからないと思っていたものが、 普通の卵の白味でございました)
もう一つの蓋を見ると白いご飯がある。
右側にはざるそば。
問題だったのは右側にある生卵です。
わたくしは困りました。
この生卵、どうしたらいいんだろう?
ご飯もある。醤油もある。それで充分だ。
いやいや、わたくしも社会人です。
常識を重んじる人間でございます。
人に迷惑をかけたり、犯罪などはいけません。
だからと言って世間もありますから、
はっきり言って、世間の目です。
白いご飯と生卵と醤油があれば充分だった。
けれども、そのための卵ではない。
『卵かけご飯』をやることを頑張って止めた。いわゆる自制です。
おそらくこの卵は、
以前、父が作ったすき焼きの具を、
生卵に付けて食べる。
これもまた常識でございます。
「わかった。生卵に味噌煮込みとんかつを付ける」
といちいち発言するのは反対です。
こうなったら、そうなったで、ご迷惑になってしまう。警察官が来るかもしれない。
何も言わないが一番いい。
わたくし、煮込み味噌カツを生卵につけて食べてみました。
「美味しい…‼️」
といちいち発言すると怒られます。
隣のお客さんにもご迷惑になる。
わたくしは真面目な顔で、
味噌煮込みと、ざるそばと、白いご飯と、桃色の漬物と、問題なのは、生卵を当たり前のように食べて、というより最終的には残った生卵を飲みました。
右側のパッドの光が、裏でも漏れてくるのでございます。緊張する。
食べるのは大変なことだと思いました。
疲れました。
もう二度とサガミに行ってはいけない。
サガミは地球ではない。
と思いながらも、 帰り道、
「今度サガミに行ったら『当たり前のように毎日行ってるようなお客になって演技をして行ってみよう……』 社会見学だ」
と私は言葉にせずに、心の中で考え、 家路です。
以前、フランス料理というものを、2回 3回 4回か、嫌々、行くたびに
苛々するのでございます。
これは「ナントカの蒸し焼きでございます」 とか、
そんなことはどうでもよろしい。
わたくしが欲しいのは、
正しく、要求して、欲望のままにお願いするのは、
普通のハンバーグ定食で結構なのでございます。
高いお金を支払って食べるというのはわたくしには一切わからない。
いろんな方がわたくしを批判するのでございます。
「コクボ君は、ケイスケは、お前は美味しいというのが分かっていない情けない」
と同類の発言をわたくしに告げるのです。
わたくし、下戸ですけれど、
「コクボさん、まあ一杯」
ビールのために、
夏は民が「午後3時半以降はビールまでいっさい水分は飲まない」、
と吠えるが如く発言するのでございます。おそらく頭がおかしいのでございます。「良い心療内科を紹介しますよ」、と思ったとしても優しさであったとしても、言葉にしてはよろしくない。極めて何も言わない方がよろしい。六根清浄。
夏になるとですね、
生ビールを飲んで、
または、缶ビールを飲んで、
ごくごくと飲むのが、
美味しいらしい。
「かあっあああ〜」
と民が『ビールが美味しい‼️』という表現で、
口の上に白い泡の跡を表現しておるのでございます。
分からない世界。
と言いながらも、私は大人ですから、
「美味しいよね……」
とニコニコわたくしは言うのでございます。
話を戻しましたね。
サガミとは本当に地球なのか。
人間とは一体何なのか。
そんな不思議なひと時でございました。
また時系を戻します。
サガミで会計をして、
あー疲れたと思って、
座るところがあったのでございます。
びっくりしたのは、
そういう何かを作る機械がありました。
そうか、サガミの店員さんたちはみんな、クローンかAndroidと、今更気がついたのでございます。
こういう機械さえ見せるのですから、サガミは宇宙産業の一つで、店員たちはコピーだった。
と気がついたのでございます。
わたくし、疲労に落ちました。
皆様、
ご清聴ありがとうございました。

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