詩 『半額先生』
『半額先生』
熱くなってすぐ冷める
最後までやれない
すぐあきる
なんでもかんでもいいかげん
これが半額先生
半額先生は人気があるのか
そうでもないのか
中途半端こそが半額先生だ
生き方もなく
好き嫌いもなく
性格もわからない
不思議の謎の半額先生
半額先生はたまに偉そうに言う
そして「そんなこと言ったっけ?」
と本気で思い出す
芯がない
中心軸が動くから
中心軸さえ最近なくなったきた
半額先生は
まぁとりあえず生きているらしい
何をやってもできないし
アカン無理の生き方が
半額先生だ
興味もすぐ消える
半額先生はたくさんの名前を持って
本人もいつも笑ってごまかす
半額先生はさびしいがわからない
人の心もわからない
東も西もわからない
何もこっちもいいかげん
半分腐っているのが半額先生
傷んているのが半額先生
笑っているのか怒っているのか
はしゃぐとすぐに静かになる
半額先生がいても
実は「あっ、いたんた?」
と誰にも気づかない
気配が消えている
薄幸なのか福顔なのか
半額先生は
八百屋に行くと
知らぬ人と立ち話になって
何の話でもなく
うなずき応え
「そうか」「なるほど」「わかるわかる」
「さすがだわ」「ひと味もふた味も違うわ」「どっちなんだろうね」
と半額先生は言う
まぁ、なんとかなりますよ。
これが半額先生の口ぐせ
ねぇ半額先生
いつも何考えてるんですか
さぁ……
と
半額先生はやっぱり言いました
愚問ですよね、半額先生

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