詩 『水色の人 ー ニコニコ星人』
『水色の人 ー ニコニコ星人』
好きで好きでしょうがない
水色みたいで
空みたいに大きくて
水色の星からやってきて
水色の人 ニコニコ星人だ
怒らないし
主張もないし
悪口もないし
嬉しくて「泣きそう」と言って
くたびれた人には
「寝てたらいいよ」と言って
水色の人は
ふっと消えて
すぐ現れる
好きで好きでしょうがないのだ
水色の人は
寝てもたくさん寝たいし
食べたら食べちゃうし
笑ったら笑っちゃうし
水色の人は
力がなくて
神様でも人間でもなくて
空色で
生物でもなくて
もう大好きで大好きで
目が覚めたら水色の人が
何か言葉を喋って
真顔までニコニコで
水色の人を守るんだったら
何でも
使っちゃう
欲しいし いらない
見ているだけで
話せばそれでいい
言葉もいらないし
水色みたいで
好きで好きでしょうがない
大好きで大好きでしょうがない
生まれても消えても
また水色の人に会えるから
怖くもない
永遠は本当にあって
空みたいに
水みたいに
水色の人がいれば(精神っていう言葉はもう古い言葉だからポイポイポイ人文科学もポイポイポイ)
何もいらない
だって水色の人
ニコニコ星人がいれば
みんなが本当に幸せだ
ほんの少しでもいいから
水色の人
ニコニコ星人がいれば
本当にきれいだし
水色だ
好きで好きでしょうがない
大好きすぎてしょうがない
ロマンティックの最高のロマンティックがビューティーになって
次の世でも次の世でも
水色の人
ニコニコ星人が
笑ってる





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