愛他性という言葉を覚えること
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災害時に働く“愛他性”の心理
防災教育が専門の片田敏孝さんは、災害時には愛他性という心理が働いて命を落とすことがあると言います。
愛他性とは、自分の利益よりも他人の利益を優先する心理のこと。災害時には自分の危険をかえりみずに大切な人を捜すという行動となって現れます。
この心理をよくとらえているのが、1923年に起こった関東大震災の状況を撮影した映像。上野公園にある西郷隆盛の像にたくさんの貼り紙があります。これらは、安否確認のための貼り紙で、行方不明になった人の住所や名前などが書かれています。人々は火事や余震の危険がある中、大切な人を捜していたと考えられます。
■愛他性を“災害が起こる前”に使うと命を救う武器に！
愛他性は災害時に一度働いてしまうと、止めることは難しいもの。
しかし、愛他性は災害が起こる前（平時）に使うことで防災の強力な武器になります。
例えば家具の固定は面倒だと思われがちですが、大切な人が家具で下敷きになると考えたら、備えたいという気持ちがわいてこないでしょうか？
▼“災害が起こる前こそ” 大切な人を思って防災を！
■特別体験！災害用伝言ダイヤル171
大切な人と離れ離れで被災したとき、どうやって安否確認をとるか考えていますか？
大地震の直後は、電話やインターネットが不安定になり連絡をとることが難しくなります。
そんなときにつながりやすいのが、NTTが提供する災害用伝言ダイヤル171。
特定の電話番号を使って録音したメッセージをやりとりする、留守番電話に似たサービスで、大災害が発生した直後にサービスが開始されます。
今回トリセツでは、NTT全面協力のもと、以下の期間で特別に171を体験させていただけることになりました！ぜひ、大切な人と伝言のやりとりをして、安否確認がとれる喜びを体感してみてください。
携帯電話・固定電話・公衆電話などでご利用いただけます。
※ご利用の通信事業者によっては通話料がかかる場合があります。
※毎月１日と15日は体験利用できます。
※災害用伝言板（web171）も利用できます。
■171で伝言を録音する方法
❶171に電話をかける
❷録音を選択する
暗証番号はプライバシーが気になる方だけが使います。
気にならない方は「１」を押してください。
【音声案内】
こちらは災害用伝言ダイヤルセンターです。
録音される方は｢１｣再生される方は｢２｣暗証番号を利用する録音は｢３」
暗証番号を利用する再生は｢４｣をダイヤルしてください。
❸電話番号を入力する
電話番号は、携帯電話・固定電話どちらの番号でも利用できます。
伝言ダイヤルを利用するために「どの電話番号を使うか」を連絡をとりたい相手と事前に話し合って決めておくことをおすすめします。
【音声案内】
被災地域の方は ご自宅の電話番号を
または連絡をとりたい被災地域の方の電話番号を市外局番からダイヤルしてください。
❹プッシュ式・ダイヤル式の選択
電話番号は、携帯電話・固定電話どちらの番号でも利用できます。
伝言ダイヤルを利用するために「どの電話番号を使うか」を連絡をとりたい相手と事前に話し合って決めておくことをおすすめします。
【音声案内】
電話番号×××-××××-××××の伝言を録音します。
プッシュ式の電話機をご利用の方は数字の｢1｣を押してください。
ダイヤル式の方は、そのままお待ちください。
なお、電話番号が誤りの場合、もう一度おかけ直しください。
❺伝言を録音する
音声案内にしたがって伝言を録音します。名前を名乗るのを忘れずに！
■171で伝言を再生する方法
❶171に電話をかける
❷再生を選択する
暗証番号はプライバシーが気になる方だけが使います。
気にならない方は ｢2｣ を押してください。
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10-80-10理論？ 災害（アクシデント）発生時、10％は直ちに行動を起こすことができ、10％はパニック状態に陥り、80％は恐怖、唖然、当惑、フリーズする（凍りつく）。
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