2025年4月19日名古屋市北区味鋺 川崎ギター工房にてライブ いとうたかお










 

 『ラブソングについて思うこと』


いとうたかお(通称 ペケ)さん

ライブを見てきました


※以下 失礼ですけれど

ペケとさせていただきます


🌿


ボブディランと同じように

若い人たちは

ペケのことを知らないかもしれない


若い人とよりも60代 70代 の

同世代も知らない人は多いです


それであってもわたしは

ペケを聞き始めたから

50年が経ちました

当時ペケ25歳

私15歳(今年で64歳)


🌿


ペケは現在74歳です

シンガーソングライターです


ペケのライブを何十回見てきたか

わかりませんけど

ペケのライブが

いい時とかよくない時は

わたしには問題ないです


今 

ペケがどういうことになっているのか

何を考え思っているのか


ペケは30歳以下であっても

霊性を持っていたということを

わたしは知っている

シンガーソングライターとして

とても

ポップなものをたくさん持っていて

彼が書いた本は

実に平明な文体を持っている


普通の人のようなところがあり

とても深いなものを

持っているものがあり

プロとして

人にわかるようなことを

歌っていると思う


🌿今回のライブで思うんですけど

歌心というものが強いんですね


今回は普通のライブではなくて

70年代80年代を中心にして

一期一会のライブであり

全国のファンには

絶対行けないライブでした


ペケ が20代の時に発売された

基本的にアルバム2枚がある

他でも多く録音されてある


昔の歌を歌うということは本人においてもむつかしい

ことではあったとしても

70代になってから

一期一会のみで

若い時に作って歌った歌を

上手に歌うのはかなりむつかしい


ところが

今回のライブは成功したと思う


ペケの心が

昔の歌詞に上手に乗ることができる

そういうことができるのは

なかなかできない


簡単に言えば

ペケは

心を

歌を

ものすごく

大事にしている人だから

と思います


同じ歌でも

他の人が歌うものと

ペケが歌うと

ものすごく良くなる曲がいっぱいある


あー

この人は本当の歌手なんだな

って

今回は改めて思いました


歌手は

声があるかないか

でまったく違ってきて

それでプロでやれる人は

声の問題だと思う


🌿

歌手の歌はファンにそれが伝わる

初めて見た人も

びっくりするぐらいに

ファンになる

そういう状況を

わたしは何度も目で見た


ペケ自身が常に揺れていて

自信がない時がある

自信満々の時もある

これはまるで人間と同じだ


具体的なことを言ってもいいし

抽象的に言ってもいい


具体的なことを言うと

その曲について作った時とか

モデルになったこと

この一期一会のライブのみで

見に来たお客さんには

わかると思う

それは言うまい


ペケは

シンガーソングライター

いわゆる フォークシンガー ですけど

ものすごくリズムがあって

本人も以前言っていましたけど

アフリカの音楽が好きなんですね

シンガーソングライター

フォークシンガーが

ものすごくリズム感があって

ここまでリズム感があるフォーク歌手がいるのは初めてだと思う


🌿

ペケの言葉というのは

本人の曲の中にもありますけど

こういう詩があります

「大事なことは打ち明けない 変な癖がついている」


この詩は「変な癖がついている」

とポップな言葉の部分です


ペケの歌を何度も聞いていれば

その言葉の流れがわかる


ペケは何かを信仰してるだろうけれど

ペケは人に見せない

「祈りのやり方 知らないけれど」

こう

わたしたちも同じように

「一番大事なことは誰にも言わない」


🌿

ペケのふるさとは 浜松です

ふるさとは自然があります

そういう人は都会に行くと

都会が好きになる人は多いけれど

ペケは自然に生まれて

やはり自然が好き


自然からの力をもらうのは

全部ペケの歌詞から歌から

わたしは学んだ

今もまたそれを学んでいる


ペケからのものはまだ

わかっていないです


ペケが20代の時に

とても素敵な女性を思って

作った曲があります


『ラブソング』


という歌です

メロディー もすごくいいし

歌詞もポップだし

実は一番すごいのは

三拍子なんですね


三拍子というのは

何か不思議なものがあって

だいたい みんなが好きなんです

ウキウキするようなものが

三拍子なんです


この曲の中でこういう歌詞があります


 君がいてくれたら

 って 歌えるよ


 君の頬が欲しいんだ


 オーベイビー

  俺の荒れた唇が


            」


これは50年前に

ペケ もまた同じように

わたしは

中学生の大好きな女の子のイメージを持って

この歌をコピーして歌っていました


ところがペケが70代になり

わたしが60代になった時に

この歌詞とすべてが

『ラブソング』という

恋愛要素から

『愛の歌』 として

4月19日に

出現したんです


今までわたしは

涙を出しそうなことが

ほとんどなかった

けれど

あの歌が終わった時

お客さんがみんな当然 最後の歌で

『ラブソング』を

ペケが歌い終え

お客さんすべてを聞き終え

拍手をしました

けれど

わたしは拍手ができなかった


何十秒もしてから

音のないような拍手をした


わかっていただけるだろうか


「君がいてくれたら 

 って歌えるよ」


これはわたしの周りで

たくさんの人が

亡くなった人たちのことを

思い出したんです


亡くなった人たちだけでもない

過去になった人たちの

疎遠の人達

懐かしい笑顔

であったり

現存の人でも

その笑顔が出現する


昨日会ったすべての人が

笑顔になる

出現する


わかっていただけるだろうか


ペケの歌というのは

私だけかもしれませんけど

あの歌で

死んじゃった父親の笑顔や

老いたけれど元気な母の笑顔


亡くなった

シンガーソングライター

ミュージシャンたち

朝野由彦さん

マーボさん

すべて私が知っている人たちが

亡くなっていく場合もある

苦しい人達の笑顔

悲しい人達の笑顔


その数を

その顔を忘れるような時もあって

必ずみんなの顔を思い出すんですけど

思い出すことも

忘れてしまうことがある


亡くなった人から

わたしを助けてくれている

これは本当の話です


そういうことまで

魂のことまで

わたしに伝えたのは

ペケです


人間が豊かに暮らすために

どうするのか

自然を守るということを

ペケは 

常に 思って考えている


生きていくための

秘密の方法を

教えてくれることも

ペケからです


🌿

人が亡くなって

その人が

かわいそうで泣くというのは

実は自分が寂しいので

だから泣いてるらしい


と本で書いたのは

ペケです


わたしは誰かが亡くなった時

泣きそうな時があるけど

それは亡くなった人が

かわいそうでない

わたしが寂しくて泣くんです


そういうふうに

人生の先生が

目の前で

歌ってくれる


歌手は

シンガーソングライターは

フォークシンガーは

強いビートを体に宿っている


ペケは

極めて貴重な人生であり

まだたくさんのものを学んでいる

途上です


みなさん

ペケのことを知らないと思いますけど

私にとっては貴重な人です


わたしは小説を書いている時に

誰かにも言ったと思いますけど

私が書いている言葉は

全部ペケのものを

写しているだけです


ペケは相撲が好きだったり

俗っていう人でもある

しかし私にとって

生きる形であったり

真面目であったり

不真面目であったり


ペケの魅力は

一体何だろうか

と今でも思っています


『ラブソング』


これを 60代になって

歌の意味が変わった

歌詞もまったく同じなのに

意味が変わってしまった

これは

他の歌でもそうかもしれませんけど

他の歌手かもしれませんけど

自分が変わったのです

聞く人が変わったんです


🌿


芸術


作品は何百年でも同じ


見た人

聞いた人

読んだ人

再び会った人でも同じ


対象が同じであるのに

わたしが変わった


芸術は作品を提示することと

鑑賞した人のものによって

初めて

芸術が

シンガーソングライターの歌が

変容して

わたしたちのとこに届く


昔はそんなに面白くないよ

と思ったものが

今めちゃくちゃ面白かったりする


そういうことを

動画でも

写真でも

録音したものでもない


ライブ(生活)

その空気感を作ったのは

ペケであり

聞きに来たお客さんたち

すべての人たちが

全部その空気を作ったんですね

わたしもまたそう中の一人


ライブというのは生き物です

体調と不調で左右上下で動く


お客さんによって

ホームランを出す人もいるし

そうでもない人がいる

お客さんの応援で

走っている人が

どんどん走っていく勇気をもらう 

元気をもらう

力をもらう

まるで暮らしのようです


🌿

これは芸術ではなくて

例えば 大好きな人が私を見ていれば

頑張っちゃう


心というのは

人の心(≒波≒海)によって

作用されていて

当たり前な具体な現象が

このライブの4月19日

わたしはこの目で見た

体が反応した


1曲の歌で

空気が振動して

わたしの心まで宿った


心が宿るというのは 

曲を完璧に歌うわけではなくて

心を込めて歌うということです


小説も心を込めて

書くということです


仕事も心を込めて仕事する

手抜きをペケは

一度もやっていない

だから

聞く人も本気で聞く


あらゆることが

ペケという装置から

体に電気が走り

たくさんの光が

点滅して点灯して

過去の人たちの笑顔や

亡くなった人たち

疎遠な人たちの笑顔

身近な人たちの笑顔

嫌いな人の笑顔まで

ペケの歌は人を変えてしまう


こういうことが

表現すること


いとうたかお

通称 ペケという人物

この世で縁が生まれ


ペケだけではない

現れた人物は

生き方まで変える


※当日、予約なしでダメ元で行くと

  いろんな方から助けてくれました

  見ることができました

  みなさんありがとうございました✨


#いとうたかお



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