詩 『終末の詩』
『終末の詩』
田川さんも死んだ
親父も死んだ
てっちゃんも死んだ
三島さんも亡くなった
小谷さんもなくなり
まさか
篠田さんも亡くなった
高橋先生も亡くなった
朝野さんも亡くなったし
嘘みたいだけど
本当だ
未来は ない
自分自身を考えれば
死ぬ時は
ピンピンコロリが一番いい
知らずに死ぬのが一番ありがたい
もうこんだけ苦しんできたんだ
楽にくたばりたい
自死は好きじゃない
それは最後の最後の方法だ
死んだら
南無阿弥陀仏って
1回言ってください
人類は終わる
その後でも
青い空があり
白い雲がある
日差しがある
太陽の光の
当然だけど音もなく
照っている
風だって吹いている
たんぽぽが
最後に僕らを抱きしめてくれる
戦争好きな
人間どもめ
喧嘩好きな
人間同盟
残った時間のあいだ
やりたいことを全部やろう
食べたいものを食べて
会いたい人にも会って
例えば1週間とか
1ヶ月っていうのを考えて
好きなものを食べたらいい
それがいい
草の上で2秒の閃光
爆風
破壊
あぁ空は青い(きれい)
そうか
これも欲か
大きな欲望だ
貪欲な 私よ
こんなに くたばりたいのに
腹がへるのは何だ
情けない
しょうがない
食って寝るか
この役立たずのクソ人間め
俺は俺だけのために
生きたいのだ
南無阿弥陀仏
南無阿弥陀仏
南無阿弥陀仏
さよなら(地球)
(草の匂い)
(ありがと)
かみさま
誰か
(だれか)(ダレカァ)
魂か(?)
俺か(?) (!)
水、水
旋回
俯瞰
魂が言った
助けるぞ
大丈夫だ
頑張れ
大丈夫だ 大丈夫だぞ俺がいる
※シイさんの写真から拝借しました
※wikipediaから引用 木霊(こだま)は、樹木に宿る精霊、またはその宿った樹木自体、樹木の魂のことをいいます。
#メタセコイア
#木霊

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